信楽2


2日目の信楽へ行ってまいりました。

オランダから来日したアーティストが会いたかった方は

信楽の陶芸家、神山清子さん です。

電気でもガスでもない

古代穴窯で信楽の自然釉を復活させた第一人者の方で

独特の色をした力強い、生命そのものみたいな作品でした。

自然釉というのは、私のたった2日間の理解ですごく簡単にいうと、

一、釉薬や、もともとある灰はいっさい使っておらず、

二、穴窯の燃料として薪を使い、

三、その薪の灰が器の一部に降り積もり高熱で溶けることにより、

四、ガラス化して釉薬の役目を果たし、

五、何ともいえない偶然性を含んだ色や表情が出る。

というものでした。

その時の天候とか火の流れや強さで大幅に変化するらしく、

多種多様な表情と色をしているので、

最初に見た時は、まさか釉薬を使っていないとは思わずに見ていました。

神山さんは、この焼き物のこの部分はすごく苦しかった時、とか

この色が出ているところはわりと幸せな時、とか

ひとつの器について、

まるでひとりの人生のように説明してくださいました。

作品を見ながら話を聞いていると、奥深い、

うっかり焼き物の面白さに引き込まれたら大変なことになりそうな

ぞっとするような感覚を受けました。

で、もの凄いものがこの写真の作品。

とこれ。

写真ではわからないけれど、ぐるりとまわしてみると、違う景色がたくさん見えてくるのです。

ずっと見てしまう…

このような出会いに感謝です。

2日目は曇りだったので、色が映えて紅葉が綺麗でした。

まさに、たぬきさん達が夜は輪になってポコポコしていそうな風景。


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