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京都のアトリエで。

白い服を貰って

着るようになってから特に

白が気になるようになりました。

今日も白いシャツを一枚買って

白の魅力にはまりそうです。

自分からは絶対買わなかったんだけど。

絵を描くときは

和紙を貼る前に、まずはパネルを白く塗り

和紙を貼り、また丁寧に作った

胡粉で和紙を白く塗ります。

色の発色を良くする為の

一連の作業ですが、

儀式にも似て、

これをしないと始まりません。

そうして出来た、まっ白い画面を見たときの

これからどんな絵が出来るかという高揚感、

早く描き進めたいと思う焦燥感、

最初の一筆を入れる時に

圧迫してくる白の緊迫感を

うまく乗りこなして

良い絵が描きたい。

そのような制作活動が行われる前の、

あるいはすべてが終わった後の

素の状態の白い私が写っていて、

この写真はお気に入りです。


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雲龍

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