猪熊さんが愛した町、佐伯

大分県佐伯市で行われている
「猪熊弦一郎が愛した町」という展覧会を観にいきました。
洋画家であった亡き祖父(菅一郎)が
猪熊さんと親交があった大分の画家として
作品を出品させて頂いていますので
今回はお墓まいりも兼ねて
オープニングに参加しようと足を運びました。
猪熊さんの奥様が佐伯のお生まれということで
佐伯と縁が深いそう。
展覧会場も生家である片岡邸、
日本家屋で開催されています。
外観をぱちり。
猪熊さんといえば、奥様を描いた絵、
三越の包装紙、猫さんの絵などが有名ですが、
佐伯では珍しく風景画を多く残しているようです。
佐伯の風景が描かれた
佐伯の方々の所蔵の、超レアな
ここでしか見られないとても伸びやかな作品を
見ることができました。
祖父の絵は牡丹を描いた掛け軸が出ています。
私が生まれた頃には祖父はもういなかったので
祖父の絵を見るといつも、芸術について色々
話をしたり相談したりしてみたかったと思うのですが
絵を見ることで疎通する、この少し距離が置かれた関係性も
良いものかもしれないと最近は思います。